冷静でいることを心掛けていても、相手が感情的になるとどうしても影響を受けてしまいます。
言い方や態度にトゲがあり、攻撃的に感じられるときには、なぜだろうと悲しくなることもあります。
でもたった一つの視点を持つだけで、この問題への向き合い方が変わりますよ。
それはあなたへの攻撃ではない
テキパキ、さばさばとし、仕事ができる印象がある素敵な方たちにも意外な一面がありました。
いらだちをぶつけたり、他人の話をさえぎったり、大声をあげたり、とても攻撃的なときがあるのです。
攻撃的な態度は、私に対してだけでなく、ほかの人や、上司に対しても同じだったのです。
大勢の会議の場でさえも。
それに気づいたことで、原因はその人にあるのではと考えました。
なぜ攻撃的になるのか
仕事がうまく進まない、新しいプロジェクトや、その状況が理解できない、そのようなことからくる焦りや不安であることが見えてきたのです。
イライラしたり、声が大きくなったり、言動に激しさが増していくのは、自身を守るため。
「攻撃は最大の防御」なのです。
なぜ防衛反応が起こるのか
防衛反応の強い人は、以下のような背景があるようです。
- 知識不足や能力不足を指摘されることへ恐怖がある
- 完璧主義的
- 周りからの評価が気になる
恐れや不安から自分を守ろうとして、相手に対して攻撃的になってしまうようです。
では私たちはどうしたらよいのか
相手の感情に巻き込まれないよう、「これは相手の問題であり、自分への攻撃ではない」という視点を持つことです。
防衛反応の強い相手への対応は、短期的には大変です。
しかし、相手の態度は相手の問題によるものだと理解しておけば、自分の感情まで乱れることなくいられますね。
そして自分自身も周りの人に攻撃的にならないよう、自分自身の弱さ、不安を知っておくことも大切なことだと思います。